北京五輪団体戦銅→銀の繰り上がりでJOC報奨金は100万円追加へ ワリエワ処分受け確定 尾県貢専務理事は「もちろんウエルカム」

 日本オリンピック委員会(JOC)の尾県貢専務理事が30日、報道陣の取材に応じた。フィギュアスケート女子で22年北京五輪に出場したカミラ・ワリエワ(ロシア)のドーピング違反が認定され、国際スケート連盟(ISU)が日本の繰り上げ銀メダルが決まったと発表したことを受け、「当然だが、クリーンなアスリートが評価され、守ることが使命。今回の繰り上げはもちろんウエルカムです」と話した。

 ISUの発表では、ロシア・オリンピック委員会(ROC)として出場したワリエワは団体1位、個人で4位だったが、その成績が抹消されることとなった。この裁定を受け、団体2位の米国が金メダルに、3位の日本が銀メダルに繰り上がることとなった。ROCはワリエワの得点だけが無効となり、チームポイントが合計54点で3位。合計53点のカナダは4位のままとなった。

 メダルの色が確定するまで北京五輪から約2年かかり、選手はメダルを手にすることができなかった。尾県専務理事は「プロセスを踏んでいるので時間がかかるものだと思います」とした上で、「選手にとっては長いことだったと思う」とおもんぱかった。

 JOCは団体メンバーの報奨金として、銅メダルの100万円を既に選手に渡している。銀メダルの報奨金は200万円であることから、今後追加で100万円を渡す見込みとなった。

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