貴景勝 高校後輩・琴ノ若の大関昇進を祝福「おめでとうという気持ち。いずれは上がるだろうなと思って見ていた」
大相撲の大関貴景勝(常盤山)が3日、都内の霊友会釈迦(しゃか)殿で行われた節分会の豆まきに参加した。例年の屋内から会場が屋外となり、青空の下で多くの参拝客に迎えられ「ありがたいですね」と笑顔を見せた。
初場所後に埼玉栄高の1年後輩である琴ノ若が大関に昇進。貴景勝は「琴ノ若は中学からいたので3年間、一緒だった。15歳から知っている。おめでとうという気持ち」と祝福し「同じ一門だし、これからも一緒に稽古して頑張っていきたい」と切磋琢磨(せっさたくま)を誓った。
当時から後輩には大器の片りんを感じていたと回想。「やっぱり持っている体の骨格の大きさだったり、相撲センスもあった。センスは抜群でしたから」と長所を挙げると「いずれは大関に上がるだろうなと思って見ていた」と明かした。
自身は慢性的な首痛の悪化で、初場所を途中休場。1横綱4大関となる春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)では、8度目のかど番となる。大関在位27場所とあって「4大関の時も1大関の時も、いろいろな経験をしてきている。自分は自分」と泰然自若。「治していくしかないので。焦らずにやっていきたい」と静かに巻き返しを期した。