大の里 被災地の石川・内灘町訪問へ 避難所生活の祖父母と再会心待ち「元気になってほしい」
新入幕だった大相撲初場所で11勝を挙げて敢闘賞に輝いた大の里(二所ノ関)が3日、都内の霊友会釈迦(しゃか)殿で行われた節分会に参加した。詰めかけた参拝客に笑顔で豆をまき「やってみたかった。初めて経験したので、ありがたい。うれしかった」と声を弾ませた。ざんばら頭での快進撃で、知名度も大きくアップ。「たくさん声をかけていただいた」と実感がこもった。
石川県津幡町出身。6日からは、能登半島地震で被災して同県内灘町の避難所で暮らす祖父母を訪ねる予定だという。「祖父には2年ぶりに会う。孫の顔を見て、元気になってほしい」と再会を心待ちにすると「お相撲さんの顔を見れば、みなさん元気になると思う。たくさんパワーを届けたい」と被災者に心を寄せた。
春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)でも活躍に期待がかかる大器。「課題も見つかったので、ケガなくしっかりやっていきたい」と抱負を語った。