復帰の“りくりゅう”三浦・木原組は2位 連覇はならずも上々復帰戦に笑顔 木原苦笑「フリーがきつくて、スピンで止まろうかと」

 ペアで2位になり笑顔の三浦璃来(左)、木原龍一組
 ペアで2位になり笑顔の三浦璃来(左)、木原龍一組
 ペアで2位になった三浦璃来(左)、木原龍一組のフリーの演技
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 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(3日、上海)

 ペアフリーが行われ、4カ月ぶりの復帰戦で、ショートプログラム(SP)2位の“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)がフリーは3位の125・16点、合計では今季ベストの190・77点で2位となった。連覇はならなかった。

 ミスはあったものの、最後まで笑顔で滑りきった2人。記者会見で三浦は「今回の試合は準備期間が短かったんですけど、怪我なく終えられてよかったと思います」と、振り返った。木原は「試合に出れるレベルにはなっていた。ただ、フリーがきつすぎて、コーチの方から冗談で“ペアスピンで休憩していい”と言われていた。本当に止まろうかと思った」と笑った。

 その後、海外メディアからワリエワのドーピング違反による資格停止が確定したことにより、北京五輪団体のメダルが銀に繰り上がることが聞かれ、木原は「正当に頑張ってきたアスリートが評価してもらえたのはうれしい。1日も早く出場したメンバーでお祝いできる日がきたらいいなと思う」と、語った。

 “りくりゅう”は昨季、世界選手権で日本ペア初優勝を果たし、同一年度で主要国際大会を全て制す“年間グランドスラム”も達成した。今季は昨年9月のオータムクラシックに出場したが、その後のグランプリ(GP)シリーズ、日本選手権は木原の腰椎分離症で欠場を余儀なくされていた。

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