りくりゅう復帰戦2位 三浦「けがなく終えられてよかった」 木原「フリーがきつすぎて」

 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(3日、上海)

 ペアで前回覇者の三浦璃来(22)、木原龍一(31)組=木下グループ=は合計190・77点で昨年9月以来の復帰戦を2位で終えた。ショートプログラム(SP)2位で迎えたフリーは3位だった。ディアナ・ステラートデュデク、マキシム・デシャン組(カナダ)が198・80点で初制覇となった。男子は鍵山優真(20)=オリエンタルバイオ・中京大=が今季世界2位の合計307・58点で初優勝。佐藤駿(19)=エームサービス・明大=が2位。山本草太(24)=中京大=は4位だった。

 ジャンプにミスはあったが、“りくりゅう”は復帰した舞台をかみしめるように最後まで笑顔で滑りきった。三浦は「今回の試合は準備期間が短かったんですけど、けがなく終えられてよかったと思います」と、胸をなで下ろした。

 昨季の世界選手権で日本ペア初優勝を果たし、同一年度で主要国際大会を全て制す“年間グランドスラム”も達成。今季は昨年9月のオータムクラシックに出場したが、その後のグランプリ(GP)シリーズ、日本選手権は木原の腰椎分離症で欠場を余儀なくされていた。

 木原は「試合に出られるレベルにはなっていた」というが、「フリーがきつすぎて、コーチの方から冗談で『ペアスピンで休憩していい』と言われていた。本当に止まろうかと思った」と笑って明かした。今後は世界選手権(3月、カナダ・モントリオール)に出場予定。完全復活へ、確かな一歩を踏み出した。

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