「卓球・Ｔリーグ、神奈川３－１九州」（４日、カルッツかわさき）

　女子で首位の神奈川は、６位の九州を３－１で下し、今季ホーム最終戦を白星で飾った。

　１月の全日本選手権シングルス準優勝と飛躍を遂げた１５歳の張本美和（木下アカデミー）は、第１試合のダブルスで木原美悠（木下グループ）と組み、２－０で先勝。続く第２試合のシングルスにも登場し、野村萌にストレート勝ちを収めた。計２勝でチームに貢献。「ホーム最終戦で勝利することができてうれしい。ダブルスの勢いのままシングルスでも、昨日のリベンジを果たすことができてよかった」と笑顔を見せた。

　全日本後の初陣となった３日の日本生命戦では、まさかの２敗を喫した。マッチポイントを握ってから３連続失点をするなど精彩を欠いたが、この日は１ゲームも落とさずに完勝。一晩で修正して見せた。

　昨年から頭角を現し、１月の全日本では準Ｖした伸び盛りの１５歳。５日はいよいよ２４年パリ五輪の代表発表が行われる。選考レース１番手の早田ひな（日本生命）、２番手の平野美宇（木下グループ）の選出は確定。張本美は４番手だが、３枠目の団体戦代表は日本協会の強化本部推薦によって決まるため可能性を残している。