大の里「明るい話題届けたい」 内灘町の避難所で祖父が歓迎「随分たくましくなった」
石川県出身の大相撲の幕内遠藤(追手風)、十両輝(高田川)らが6日、馳浩知事と県庁で面会し、日本相撲協会からの義援金や初場所中に集まった募金の目録を渡した。穴水町出身の遠藤は馳知事から「実家はどうだった」と尋ねられると、「今も断水が続く中、家族は必死に生活している」と心配そうに語った。馳知事は「初場所ではみんなが応援していた。できるだけ多くの人を勇気づけてほしい」と語りかけた。
津幡町出身の幕内大の里(二所ノ関)は、祖父坪内勇さん(75)が身を寄せる内灘町の避難所を訪れた。
新入幕の初場所では横綱・大関とも対戦し、11勝4敗の好成績を挙げて敢闘賞を受賞する活躍。約30人から大きな拍手で迎えられた。坪内さんは「テレビや新聞で活躍は見ていたが、随分たくましくなった」と誇らしげ。大の里は「皆さんが応援してくれているので、次の大阪場所も頑張って石川に明るい話題を届けたい」と意気込んだ。