ウルフ・アロン パリ五輪切符決定的 土壇場で復活果たす「一つ報われた」
柔道男子100キロ級の東京五輪金メダリストで、グランドスラム・パリ大会で優勝したウルフ・アロン(パーク24)が6日、羽田空港に帰国した。パリ五輪代表争いで崖っぷちの立場で臨んだが、これで内定が決定的。土壇場で復活を果たし「東京五輪が終わってから初の国際大会での優勝だったので、(ここまで)長かった。一つ報われた」と胸をなで下ろした。
同階級は全14階級で唯一日本代表が決まっていなかったが、全日本柔道連盟は今月中旬にも強化委員会を開き、ウルフの内定を審議する見通しとなった。千両役者は「YouTube(で配信する動画)でも撮りながら頑張りたい」とちゃめっ気を見せつつ「柔道人生最後の目標は五輪2連覇。もう1、2段階ギアを上げて全身全霊でやっていきたい」と気を引き締めた。