馬瓜ステファニー 姉妹代表共演に「うれしいね」 五輪最終予選8日開幕 初戦はスペイン「五輪切符を取るのがここにいる理由」
バスケットボール女子日本代表の馬瓜ステファニー(エストゥディアンテス)が、24年パリ五輪最終予選(8日開幕、ハンガリーなど)開幕を前日に控えた7日に、オンラインで取材に応じた。
スペインのリーグに所属しており、1月下旬にチームへ合流。メンバー全員と連係を確認しながら、欧州での直前合宿を消化した。姉のエブリンと同時に代表入りするのは今回が初めて。「うれしいね」とお互いに声を掛け合ったといい、「2人で切磋琢磨(せっさたくま)して1対1などをしながら頑張っています」と笑顔を見せた。
この日、最終メンバー12人が発表。「走り勝つシューター軍団」をコンセプトに、ポイントガードは4人と手厚い反面、センターは高田真希(デンソー)1人という人選になった。182センチの馬瓜スの役割も重要になってくる。「ディフェンスで相手のビックマンに、どれだけ嫌なシュートを打たせることができるか。オフェンスでは3点シュートが多い中で、ペイントアタックや2点(シュート)で貢献できるかが大事」と覚悟を示した。
世界ランキング8位の日本は、初戦(8日)に同4位のスペインと、9日に同19位のハンガリーと、11日に同5位のカナダと対戦。上位3チームに入ることができれば、3大会連続の五輪出場が決まる。取材中は明るい声で笑顔を振りまいていた馬瓜スだが、最後は表情を引き締め「日本のために五輪切符を取るのがここにいる理由」と闘志を燃やした。
代表12人は以下の通り。
▽ポイントガード(PG) 吉田亜沙美、本橋菜子、宮崎早織、山本麻衣
▽シューティングガード(SG) 林咲希、川井麻衣、平下愛佳
▽パワーフォワード(PF) 馬瓜エブリン、赤穂ひまわり、馬瓜ステファニー、野口さくら
▽センター(C) 高田真希