伊藤美誠“リザーブ向いてない”発言に代表監督は爆笑 「無理強いできないが、気が変わるかも」補欠選考は「一番調子いい選手」
卓球の世界選手権団体戦(2月16日開幕、韓国・釜山)に出場する日本代表が8日、都内で行っている合宿を公開した。東京五輪メダリストの伊藤美誠(23)=スターツ=はパリ五輪落選後初めての公の場となったが、「(3枠目の代表が)張本選手なら納得」と吹っ切れた様子。また、パリ五輪の代表補欠(リザーブ)に選ばれる可能性はあるものの、「東京五輪の時は早田(ひな)選手が支えてくれて私自身も頑張れたが、私はリザーブには向かないかなって思ってます。なので、たぶん(補欠としてパリに)行くことはないとおもいます」と率直な思いを明かした。
女子代表の渡辺武弘監督は、伊藤らしさ満点の発言を受け「言ってましたね」と爆笑。まだ、直接補欠についての話はしていないというものの、今後直接意向を確認する。「本人の意思がそうなら無理強いはできないが、本人も気が変わるかもしれない。(リザーブ登録まで)まだ期間があるので」と、ドッシリ構えた。
補欠については、代表選手の故障時等に交代する可能性もあるだけに「やっぱり(代表以外で)一番調子がいい選手になると思う」と強調。若手に経験を積ませるというよりも、あくまで予備戦力として計算する方針を示し「伊藤選手がそういう発言をしていたので、(五輪前に)絶好調だったらどうしようかな」と苦笑いしながら頭をかいた。