石川佳純さん、杉浦悠太がホワイトベア・スポーツ賞の表彰式に出席 石川さん「これからもスポーツの魅力を伝えていけるよう」
五輪や世界選手権などの国際大会、日本選手権などの国内大会でスポーツの振興と技術、記録の向上に尽くし、功績のあった選手、団体、指導者に贈られるデイリースポーツ制定「2023年度ホワイトベア・スポーツ賞」の表彰式が8日、東京・内幸町の日本プレスセンタービルで行われた。卓球女子団体の五輪3大会連続メダリストで、昨年5月に現役を引退した石川佳純さん(30)=全農=と、昨年11月の男子ゴルフツアー「ダンロップ・フェニックス」で、史上7人目のアマチュア優勝を成し遂げた杉浦悠太(22)=日大=が受賞し、喜びを語った。
石川さんは「とても光栄に思います。7歳で卓球を始めて23年間の選手生活、たくさんの方に応援していただいて、充実した選手生活を過ごすことができました」と笑顔であいさつ。自身のインスタグラムでも「これからもスポーツの魅力を伝えていけるよう、精進します」とつづった。
杉浦は「歴代受賞者を見ても、オリンピックでメダルを取っている方だったり、世界で活躍されている方がもらっている。僕もその中の1人になることができたのはうれしい」と歓喜した。
2人には表彰盾、奨励金、シロクマのぬいぐるみが手渡された。
◆ホワイトベア・スポーツ賞 第1回は1961年度でニチボー貝塚バレーボール部、関学高タッチフットボール部が受賞した。1977年には柔道の山下泰裕さんや水泳の古橋広之進さん、1992年には水泳の岩崎恭子さん、2000年には陸上の高橋尚子さん、2002年には水泳の北島康介さん、2010年には体操の内村航平さんら、スポーツ界に多大な功績を残した選手が受賞してきた。陸・水の王者とされる白熊にあやかってホワイトベアと名付けられた。