日本代表司令塔対決 第2戦は河村勇輝の横浜BCに軍配!10アシストで富樫の千葉J撃破 “ユウキ対決”に想い「1秒1秒がすごく大切な時間」
「Bリーグ、千葉J85-90横浜BC」(11日、船橋アリーナ)
横浜BCが千葉Jを延長の末に下し、同2連戦を1勝1敗で終えた。千葉Jの年明けからの連勝を12で止めた。横浜BCはこれで千葉Jに通算3勝目。敵地船橋アリーナでは初勝利となった。
日本代表の司令塔である富樫勇樹(千葉J)と河村勇輝(横浜BC)の対決に注目が集まった中、河村は絶妙なノールックパスから得点を演出するなど好アシストを連発すれば、富樫は3ポイントを決めるなどし、チームをけん引した。中盤まで横浜BCがリードを奪う展開が続いたが、第3Qに千葉Jが追いついて最終Qへ。一進一退の攻防が続き、77-77で5分間の延長戦に。最後は横浜BCが振り切った。
河村は7得点10アシスト5スティールをマーク。富樫は9得点2アシストだった。
試合後、富樫と合同会見した河村は「個人としては反省が残る試合」としつつ、終盤には富樫とのマッチアップもあった試合を振り返り「中学の頃から勇樹さんの存在を追いかけてここまでバスケットやってきた。1秒1秒がすごく大切な時間。きょうも昨日も勝敗関わらず、素晴らしい時間だった」と、うなずいた。
リーグ戦は中断となり、日本代表に合流し、アジアカップ予選を戦う。パリ五輪を控える中で、代表活動がスタート。河村は「明日から代表合流して練習することになる。しっかりと切り替えをしてトムさんのバスケにアジャストしながら、グアム、中国に2連勝して、いい形で終われるように最善を尽くしてがんばりたい」と、力を込めた。