豊昇龍の大関昇進祝賀会に850人「ずっとこの日を待っていました」 はじける笑顔に「そんなに怖い顔じゃないよって」 挨拶では横綱昇進も誓う
大相撲の大関豊昇龍(立浪)の昇進祝賀会が12日、都内のホテルで行われ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)、横綱照ノ富士ら約850人が出席した。
昨年名古屋場所後の昇進から約半年。故郷・モンゴルからも両親ら約20人が駆けつけた。開宴前に取材に応じた豊昇龍は「ずっとこの日を待っていました」と喜びを口にした。晴れ舞台に臨むとあって「これが僕、豊昇龍だよというのを見てもらいたい。なんか土俵の上では怖い顔をしているけど、そんなに怖い顔じゃないよって」と笑みがはじけた。
昇進後は8勝、10勝、10勝。初場所は終盤まで優勝を争いながら右膝を痛めて14日目から休場した。それでも、すでに相撲をとる稽古を再開し、11日の日本大相撲トーナメントで優勝。祝賀会を翌日に控え「優勝していけたらいいなというのはあった」と気合を入れていたことを明かした。
祝賀会では、祝辞を贈った八角理事長が昨年の夏巡業中に1年以内の横綱昇進を目指すように激励したことを明かし「そのつもりで稽古に励めという意味。自分を追い込む稽古を続けることができれば、結果は自然についてきます」と重ねて精進を求めた。豊昇龍も「大関としての仕事を果たして、優勝争いをしていきたい」と周囲の期待は百も承知。来場者へのあいさつでも「大関として今までより激しく稽古して、もう一つ上を目指して頑張っていきます」と力強く宣言した。