少年相撲大会「白鵬杯」が１２日、両国国技館で行われ、全国各地の小学１年生から中学３年生ら１１００人が参加した。

　幼児の部では元大関琴奨菊の秀ノ山親方の長男・菊次弘人くんが出場し、見事に優勝した。

　準決勝では土俵際に押し込まれたが、見事な体幹で粘ると、逆転の左突き落としで勝ち上がった。土俵を降りる際には父の方に向かってニッコリ。決勝でも身長で７センチ高い相手に再び土俵際に追い込まれたが、残すと、見事な引き落としで逆転し、頂点に立ち、土俵を降りるとすぐに父の元へと向かった。

　ＹｏｕＴｕｂｅ中継で解説を務めた元関脇豊ノ島は「おおー！すごいな」と驚き、「お父さんよりうまいんじゃないか。すごい！準決勝、決勝と土俵際で、うまいな～」と舌を巻いた。「秀ノ山親方も親方じゃなくてお父さんの顔してますね。今日は何でも食べさせてあげないといけないですね」と、語っていた。