バスケ日本女子「金へつなぐ」五輪切符土産に“凱旋”帰国 恩塚監督「誇りに思う」
3大会連続6度目の24年パリ五輪出場を決めたバスケットボール女子日本代表が13日、世界五輪最終予選を終えて成田空港に帰国した。約80人のファンに迎えられ、恩塚亨監督は「勝って当たり前の重圧に負けず、選手は全てを懸けてコートに向かってくれた。誇りに思う」と、改めてチームを称賛した。
東京五輪銀メダルの日本は初戦でスペインに勝利し、最終戦のカナダ戦では黒星なら五輪消滅の可能性もあった中、4点差の激闘を制した。平均身長約174センチと他国に劣るが、コンセプトの「走り勝つシューター軍団」を体現し、夢舞台への切符を勝ち取った。
パリ五輪では、東京大会で届かなかった頂点を目指す。今大会の対戦国よりさらに格上の相手に対して、日本の強みの機動力、シュート力をいかに発揮できるかが鍵を握る。指揮官は「フィジカルで私たちのスピードを削ってくる相手に、技術、戦術、質を高めて停滞せずにプレーすることが大きなポイント。金メダルにつなげられるように頑張っていきたい」と気持ちを夏に向けた。