ウルフ 五輪内定一夜明け→異例の全日本選手権出場プラン 「優勝する力ないと外国選手に通用しない」

 柔道男子100キロ級で今夏のパリ五輪代表に内定したウルフ・アロン(パーク24)が15日、都内で取材に応じた。14階級で最も遅い内定となったものの、低迷を経てようやくスタートラインに立った人気者は「遅くなったが、まずは安心した。現状に満足せず、連覇(に挑戦)できるのは1回優勝した人間だけだと意識して、2連覇したい」と決意を込めた。

 自身のYouTubeでは体重無差別で争う全日本選手権(4月29日、日本武道館)への出場に意欲を示した。ただ、今後のスケジュールについては日本男子の鈴木桂治監督とも相談する予定で「(今は)答えにくい。少し待ってほしい」とトーンダウン。それでも、五輪直前にもかかわらず5年ぶり2度目の日本一を見据える狙いについて「全日本で優勝するだけの力がないと100キロ級の外国選手に通用しない」と、異例かつ至高の腕試しプランをぶち上げた。

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