卓球日本女子は圧勝発進 五輪代表トリオが躍動 エース早田貫禄勝ち、15歳張本は60歳レジェンドとの45歳差対決制し「ホッと」 平野も快勝 3人で1Gも落とさず
「卓球・世界選手権団体戦」(16日、釜山)
女子1次リーグが始まり、世界ランク2位の日本は初戦で同20位のルクセンブルクと対戦し、3-0でストレート勝ちした。
パリ五輪代表入りを決めた3人で挑んだ日本は、1番手で登場したエースの早田ひな(23)=日本生命=が3-0で先勝すると、2番手で登場したパリ五輪団体戦代表の張本美和(15)=木下グループ=は、60歳にして世界ランク46位の“レジェンド”ニー・シャーリエンとの45歳差対決に挑み、第1ゲームは接戦となりながら12-10で奪うと、その後は第2ゲームを11-3、第3ゲームを11-8で奪い、ストレート勝ち。世界卓球のデビュー戦を飾った。
3番手にはパリ五輪シングルス代表の平野美宇(23)=木下グループ=が登場。第1ゲームを11-2で圧倒すると、第2ゲーム11-6、第3ゲームは11-4でストレート勝ち。3人とも1ゲームも落とさない快勝だった。
試合後、張本は「今はホッとしている気持ちは大きい。1勝取ることができてうれしいです」と笑顔。平野は前髪パッツンの姿で登場。「試合に合わせて切った。まだ間に合ってないけど、途中ぐらいでいい感じになるかと」と、笑った。
伊藤美誠(23)=スターツ=と、木原美悠(19)=木下グループ=は初戦のメンバーからは外れた。
今大会で8強に進出すれば、パリ五輪団体出場枠を獲得できる。日本女子は17日の1次リーグ第2戦で世界ランク55位のイランと対戦する。