卓球日本女子が快勝発進 15歳の張本美「45歳差対決」制す

 「卓球・世界選手権団体戦」(16日、釜山)

 女子で1次リーグ2組の日本は初戦でルクセンブルクに3-0で快勝して白星発進した。男子で同5組の日本は対戦予定だったナイジェリアが棄権したため不戦勝。日本はベスト8進出でパリ五輪の団体の出場権を獲得し、五輪シングルス2枠を得る。大会は男女各40チームが出場し、8組に分かれて1次リーグを戦う。シングルス5試合で3勝したチームが勝つ方式で争われ、1次リーグを勝ち抜いた24チームが21日からの決勝トーナメントに進む。

 今大会女子最年少で15歳の張本美が第2試合で同最年長の60歳、シャリャン・ニとの「45歳差対決」をストレートで制した。細かい技術を得意とする左利きの大ベテランに対し、長いサーブを軸に攻めた。両ハンドから相手が反応できない強いドライブを散らして得点を重ねた。パリ五輪の団体要員に選ばれた有望株は、初出場の世界選手権で「今はホッとしている気持ちは大きい。1勝取ることができてうれしいです」と話した。

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