小林陵侑は0・4点差の2位 師匠のレジェンド葛西の快挙に「ポイントを取ってくれると信じていた」
「ノルディックスキー・ジャンプW杯男子・個人第19戦」(17日、大倉山ジャンプ競技場)
小林陵侑(チームROY)が1回目に119メートル、2回目に138・5メートルを飛んで合計262・6点で2位に入った。
1回目を終えた時点で僅差のトップに立った小林陵。2回目も距離を伸ばしたが、優勝したステファン・クラフト(オーストリア)にわずか0・4点及ばず、今季2勝目を逃した。
日本勢では小林潤志郎(雪印メグミルク)は10位、二階堂蓮(日本ビール)は24位、葛西紀明(土屋ホーム)は30位だった。
1回目2位のクラフトに目の前で大ジャンプを見せつけられたが「あまり気にしていなかった」と小林陵。自身はいいジャンプだったかと問われると「はい」と答えた。地元での2位を「ちょっと悔しいがすごく楽しかったし、表彰台に乗れていいところも見てもらえた思う」と振り返り、後押ししてくれた大声援に「盛り上がってましたね。応援ありがとうございます」と感謝した。
土屋ホーム時代に指導を受けたレジェンド葛西紀明の活躍にも「ポイントを取ってくれると信じていたので、本当にいいジャンプをして、最年長ということで新しい記録を作ってくれて、みんなの、すごく良い試合だったと思う」と笑顔。自身は今季W杯総合ポイントで2位に浮上したが「まだシーズンは続くので、負けずにいいパフォーマンスをして総合優勝、とりあえず次はまず1勝を目指したい」と話した。