卓球日本女子 1番手で快勝の伊藤美誠「ベンチも楽しいけど、試合に出ると楽しい」イラン戦で今大会初出場
「卓球・世界選手権団体戦」(17日、釜山)
女子1次リーグ2組で世界ランク2位の日本は、同35位のイランと対戦し、黄金世代トリオの活躍で3-0で勝利し、2連勝を飾った。
今大会初出場の伊藤美誠(23)=スターツ=が3-0で先勝。格下選手を圧倒し、チームに勢いをもたらし、試合直後に「楽しかった。ベンチも楽しいけど、試合に出ると楽しい」とこぼした。
21年東京五輪混合ダブルスでペアを組み金メダルを獲得した元相棒の水谷隼氏が担当したインタビューでは「なんで目の前でしゃべらなきゃいけないの?」と困惑。それでも「私は初戦だったが、初戦としてはいいプレーを出せたかなと思う。相手の選手は感覚がよくサーブもうまかったが、私自身が上回れたかな。すごく楽しくできた。調子はいい方かな。初戦の割には雰囲気とか卓球台にも慣れてできたかな」と振り返った。同時に「私も異質なので1戦目とか初戦は接戦があったりするが、その中ではすごくいいプレーができた」と話した。
平野美宇(23)=木下グループ、早田ひな(23)=日本生命=との黄金世代トリオでの快勝。インタビューが終わっても水谷氏との会話は続き「敬語でしゃべることは絶対にないから、なんか難しいね。しかも顔を見てというのが」と伊藤は苦笑い。水谷氏の著書を読んだという2人に対して伊藤は「絶対読まない。嫌や。めちゃ強制的なんやけど」。水谷氏が「美宇ちゃんとひなだけだよ、優しいのは」と愚痴をこぼすなど、終始なごやかな雰囲気だった。