大相撲の新大関、琴ノ若関(26)が19日、父の佐渡ケ嶽親方(55)の出身地である山形県を訪れ、県庁で吉村美栄子知事を表敬訪問した。「師匠の故郷に同じしこ名で戻ってこられて光栄だ」と話した。
師匠の佐渡ケ嶽親方は同県尾花沢市出身。琴ノ若は父の現役時代と同じしこ名で、元横綱の琴桜は祖父に当たる。
吉村知事は県産米や地鶏を贈呈し、「県民の皆が応援しています」と激励。佐渡ケ嶽親方は「大関は通過点だと思えと言っている。勝つために何をしなきゃいけないか考えながら稽古している」と話した。琴ノ若関が勝ち負けに厳しかった祖父との思い出を話す場面もあった。