羽生結弦さん 初の単独ツアー大千秋楽「やっぱりさみしい」肉声で「ありがとうございましたー!」ゲームの世界を表現 5連続ジャンプ披露も

 フィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たし、22年7月にプロ転向した羽生結弦さん(29)の初のツアー公演となる「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY”TOUR」の大千秋楽公演が19日、ぴあアリーナMMで行われた。

 3都市で6公演開催されたツアーもついに大千秋楽を迎えた。約2時間半にわたり12曲を披露し、観客からは大きな拍手が注がれた。

 公演ではゲームの世界観を表現した。「ラスボス」をイメージしたという人気ゲーム「ファイナルファンタジー9」の楽曲を使ったプログラム「破滅への使者」の前には、「6分間練習」の時間も設けられ、4回転サルコーなど次々とジャンプを着氷。演技が始まると音楽を鮮やかに表現し、終盤には4回転トーループ-オイラー-3回転サルコー-オイラー-3回転サルコーの5連続ジャンプを降りた。両手を広げてフィニッシュポーズを決めると、拍手が鳴りやまなかった。

 Adoの「阿修羅ちゃん」ではキレキレに舞い、「春よ、来い」や「SEIMEI」など人気ナンバーも華やかに演じた。トークシーンでは千秋楽公演に「やっぱさみしいな~って思って」と本音をのぞかせた。観客の声援に「毎回毎回魂をぶちこんで滑ってるつもりです。本当に一粒の砂みたいなものでもいいんで、何かしら今日の感情が残ってくれたら。本当に最後までご覧くださりありがとうございました」と深く頭を下げた。最後にはマイクを置き、「ありがとうございましたー!」と肉声で感謝し、氷に両手をつけて氷上を後にした。

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