羽生結弦さん 初ツアーの大千秋楽終え「すっからかん」「魂を込めて滑りを置いてきた」約7000人が総立ち

 フィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たし、22年7月にプロ転向した羽生結弦さん(29)の初のツアー公演となる「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY”TOUR」の千秋楽公演が19日、ぴあアリーナMMで行われた。

 ツアーの千秋楽を終え、「達成感はありますね」とやりきった表情。「本当に今までの自分と比較しても、一番練習してきたんじゃないかなってちゃんと思えてますし、食事面だったり、睡眠面だったり、いろんなことにずっと気を使いながら、過ごし続けた日々だったので。それがある意味報われた1日でもありましたし、何より、見てくださる方々が本当にうれしそうな顔をしてくださってたんで、本当頑張ってよかったなって思ってます」とかみしめた。

 約2時間半で12演目を披露。7000人の観客は総立ちで、拍手と歓声が送られた。「いやもう本当、(昨年の)GIFTとの時も思いましたけど、もうすっからかんなんで今、もうとにかく出し尽くせたなって思えるぐらい、今日もここに魂を込めて滑りを置いてきたと思います」と笑って汗をぬぐった。

 「ある意味自分の中で『オリンピックとったな』ぐらいの勢いでめちゃくちゃ練習してこられたことが達成できたので、達成できたからこそうれしいし、うれしさとともに寂しさが一緒に積もってきたっていう。達成してしまったみたいな感覚で、寂しいなってちょっと思いました」としみじみ。「でも、まだまだこれから構成を上げられると思いますし、もっと強くなれると思うんで、もっと練習しますって感じです」と爽やかに意気込んだ。

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