卓球パリ五輪代表の戸上隼輔「あずきバー」の井村屋グループに所属へ 三重県津市出身が縁で地元企業と異例契約

 卓球男子でパリ五輪代表を決定的としている戸上隼輔(22)=明大=が大学卒業後の4月1日から井村屋グループと所属契約を結ぶことが20日、同社から発表された。アイス菓子「あずきバー」や肉まんなどで知られる同社に卓球選手が所属するのは異例となるが、本社を置く三重県津市出身という縁があった。

 戸上は22、23年の全日本選手権で2連覇したほか、22年世界選手権団体戦で銅メダルに貢献するなど世界でも活躍しており、同社は「同じ三重県からグローバルに事業展開する弊社と重なるところがあり、今回ご縁があって応援させていただくことになりました」とコメントした。

 戸上は今年1月の全日本選手権でも決勝で張本智和との激戦を演じ、準優勝。2年間の選考ポイント合計で2位に輝き、今夏のパリ五輪のシングルス切符を確実にした。

 現在、韓国・釜山で開催されている世界選手権団体戦にも代表に選ばれている。

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