世界卓球 日本女子が黄金世代トリオでメダル確定 ルーマニアに3-0 伊藤美誠「勝つことができて笑顔がいっぱい飛び出た」
「卓球・世界選手権団体戦」(22日、釜山)
女子の決勝トーナメント準々決勝で世界ランク2位の日本が、同7位のルーマニアを3-0で下し、準決勝に進んだ。4強入りして銅メダル以上が確定した。
日本は黄金世代トリオで臨み、1番手で世界ランク14位の伊藤美誠(23)=スターツ=が登場。同12位のセーチに1ゲームを先取されたが、3-2で先勝した。
2番手でエースの早田ひな(23)=日本生命=も第1ゲームを奪われ今大会初めてゲームを失ったが、そこから3ゲームを連取して逆転勝ち。3番手でパリ五輪シングルス代表の平野美宇(23)=木下グループ=は3-0で圧倒した。
試合後は「すごく雰囲気のいい中で試合ができてとても楽しかった。接戦だったが、最後、勝つことができて、もう笑顔がいっぱい飛びだした」
と伊藤。早田は「1ゲーム目を落として締まったが、2ゲーム目からしっかり気持ちを切り替えて自分の卓球を貫くことができた。美誠も1番手で難しい試合を勝ちきって回してくれたので、やりやすかった」と話した。
インタビュアーの福澤朗アナウンサーから「伊藤美誠“監督”からどういうアドバイスを受けたか」と問われた平野が「本当にたくさんのアドバイスをいただいて。ミスしたときに後ろを見たら『うん、これ』って顔で言っていただいたので、顔で顔で顔で」と答えると、3人は顔を見合わせて笑った。
パリ五輪団体戦代表の張本美和(15)=木下グループ=と、木原美悠(19)=木下グループ=はこの試合のメンバーからは外れた。
日本は準決勝で香港と対戦する。