世界卓球 16歳の松島輝空「全然戦える実力には来てる」絶対王者の樊振東から第1ゲーム先取 1-3敗戦も手応え
「卓球・世界選手権団体戦」(22日、釜山)
男子決勝トーナメント準々決勝で、日本は世界選手権10連覇中の中国に0-3で敗れた。1番手を任された16歳の松島輝空(木下グループ)が世界ランク1位の樊振東に1-3で敗れたが、大健闘。「1番手で出させてもらって、最初は少し緊張した。でも本当に楽しみがすごくて、最後の本当に競った場面の1本が遠いなと今回は感じた。でも逆に、全然戦える実力には来ているなというふうには感じた」と振り返り、自己採点は「80点。レシーブのときに浮いたり、ラリーの時に焦っちゃったり。そのへんが足りなかった」と分析した。
第1ゲームは7-10とゲームポイントを握られたが、10-10の同点に。さらに10-11とリードされたが、そこから3ポイントを連取して逆転でゲームを奪った。
第2ゲームも4-8から激しいラリーの応酬の末に相手の強打を拾いまくって5-8とし、場内の歓声を一身に浴びた。このゲームも先にゲームポイントを握られたが、またしても10-10に追いつく粘りを見せた。第3ゲームも食らいついたが10-12で奪われ、第4ゲームは5-11で失った。
「やっぱり最後の1本。粘ってきたり、どんなボールを打ったとしても相手が返してくる。そこが遠いと感じた」と松島。あと一歩の差を埋めるためには「少し焦ってミスが多かったり、サーブレシーブで少し点を取られたりした。そこをもっと修正できれば勝てるんじゃないかな」と話した。