大相撲、宮城野親方は2階級降格 4月以降は部屋預かり

 宮城野部屋で謝罪する宮城野親方(元横綱白鵬、左)と幕内北青鵬=23日午後、東京都墨田区
 宮城野部屋を出る幕内北青鵬=23日午前、東京都墨田区
 宮城野部屋を出る宮城野親方(元横綱白鵬)=23日午前、東京都墨田区
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 日本相撲協会は23日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、弟子の幕内北青鵬(22)=本名アリューナー・ダワーニンジ、北海道出身=の暴力行為に対する監督義務違反で、元横綱白鵬の宮城野親方(38)=本名白鵬翔、モンゴル出身=を委員から年寄への2階級降格と、3カ月の20%報酬減額とする処分を決めた。

 理事会では師匠としての素養と自覚の欠如を問題視し、4月以降は所属する伊勢ケ浜一門が宮城野部屋を預かることを決めた。3月の春場所は一門内の別の親方が師匠代行を務める。宮城野親方は東京都墨田区の部屋で北青鵬とともに取材に応じ「(被害に遭った)弟子を守ることができなかった責任を重く受け止めている。申し訳ない気持ちでいっぱい」と謝罪した。

 後輩力士2人への暴力行為を認めた北青鵬は、引退届を提出。理事会は受理し、コンプライアンス委員会が提案した引退勧告処分に相当するとした。北青鵬は「弟弟子に暴力を振るってしまったことを深く反省している。ファンの皆さまの期待を裏切ってしまい、本当に申し訳ない」と頭を下げた。

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