師弟そろって頭下げる 元白鵬、目元拭うしぐさも

 日本相撲協会の臨時理事会に呼び出されて処分を通知され、東京都墨田区の宮城野部屋に戻ってから約5時間後。元横綱白鵬の宮城野親方は弟子の北青鵬とともに、部屋の玄関先に立って取材対応した。黒いスーツに身を包み「申し訳ない気持ちでいっぱい」と述べ、2人そろって深く頭を下げた。

 着物姿の北青鵬は、ぼうぜんとした表情。師匠に続き「弟弟子に暴力を振るってしまったことを深く反省している」などと謝罪。質問を受け付けず、迎えの車に足早に乗り込んだ。

 宮城野親方は2メートル超の長身を誇る大器に入門時から期待を寄せてきた。車を見送った後に目元を拭うようなしぐさを見せ、部屋の中へと戻っていった。

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