「サーフィン・ワールドゲームズ」（２４日、プエルトリコ）

　男子１回戦が行われ、東京五輪銀メダルの五十嵐カノア（木下グループ）が今夏のパリ五輪出場権を確定させた。既に五輪切符を条件付きで手にしており、今大会に出場したことで全ての条件を満たした。１回戦は合計１１・８４点で１位通過を果たした。

　序盤から５点以上のハイスコアを２つ並べてトップに立つと、貫禄のサーフィンで圧倒した。２１日まで米ハワイでプロ最高峰のチャンピオンシップツアー（ＣＴ）第２戦に参戦し、準優勝を果たしたばかり。ハードスケジュールを感じさせない堂々した波乗りだった。

　五十嵐は試合後に英語でインタビューに応じた。その後は日本語に切り替え、「いつも日本のファンの皆さん見てもらってありがとうございます。大会が終わったばっかりでもまたリセットして今回に向けて頑張ります。よろしくお願いします」と爽やかに呼びかけた。