東京五輪銀の五十嵐カノア、パリ五輪切符確定で「うれしい」「次は金メダルを」 CT準V直後のWG、時差ボケでも初戦1位通過
サーフィンで今夏のパリ五輪最終予選を兼ねたワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当、プエルトリコ)に出場する日本代表が現地時間24日、オンラインで報道陣の取材に応じた。東京五輪銀メダリストで、男子1回戦を1位通過した五十嵐カノア(木下グループ)は「今回の目標はいい成績。自分もだけどチームのサポートも(したい)。すごく長い大会なので、自分のペースやリズムを作って自分のサーフィンに集中することもだけど、それ以外にもみんなにモチベーション、力をあげたいなという気持ちもある」と代表チームとしての活躍へ意気込んだ。
五十嵐はパリ五輪切符を条件付きで獲得しており、24日朝の1回戦に出場したことで全ての条件を満たし、五輪切符が確定した。21日まで米ハワイでプロ最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)第2戦に参戦して準優勝を果たし、プエルトリコには23日夜についたばかり。「時差ボケもある」と超多忙なスケジュールだが、「3日の中でリセットして。今日も集中をすることが難しかったけど、その中でもオリンピックが決まったことが本当にはうれしい気持ち。これからも頑張りたいと思います」と気合を入れていた。
WGは22年大会で優勝し、23年大会は4位で日本男子第1号の五輪切符を獲得した思い入れのある大会だ。2年ぶりの優勝で、パリ五輪へ弾みをつけにいく。「東京オリンピックは金メダルにすごく近くて。オリンピックのメダルはとっているので、次はどうにかして金メダルを取ることを頑張ります」と、悲願の頂点につなげる大会にする。