大迫傑の優位は変わらず パリ五輪代表3枠目争い 大阪マラソンで設定記録突破者出ず 切符の行方は東京マラソン次第に

  「大阪マラソン」(25日、大阪府庁前~大阪城公園)

 今夏のパリ五輪の代表選考となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジを兼ねて行われ、初マラソンの平林清澄(21)=国学院大=が2時間6分18秒(速報値)で優勝した。西山和弥の持っていた2時間6分45秒の初マラソン日本記録を更新し、横田俊吾の持っていた2時間7分47秒(23年、当時青学大)の日本学生記録も更新した。今大会でMGCファイナルチャレンジ設定記録(2時間5分50秒)突破者は出なかった。パリ五輪代表の残り1枠の行方は東京マラソン(3月3日)次第となった。

 男子マラソンのパリ五輪代表枠は3。昨秋のMGCで1位の小山直城(ホンダ)、2位の赤崎暁(九電工)が既に内定済みとなっている。残る1枠は。現在はMGCファイナルチャレンジで、設定記録を突破した選手がいれば、突破した選手の記録最上位の選手に決まる。いなかった場合はMGC3位の大迫傑(ナイキ)に決まる。大迫は東京マラソンには出場せず、次戦はボストン・マラソン(4月15日)を予定している。

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