「バスケットボール男子・アジア・カップ予選、日本代表７６－７３中国代表」（２５日、有明コロシアム）

　世界ランキング２６位の日本は、同２９位の中国を７６－７３を破った。ＦＩＢＡ管理の主要国際大会では、１９３６年ベルリン五輪以来８８年ぶりの勝利。トム・ホーバス体制で迎えた公式戦初陣（２０２１年１１月）で敗れた相手に、リベンジを果たした。

　ホーキンソン・ジョシュ（ＳＲ渋谷）は１４得点、１２リバウンドと活躍した。３－１１とリードされた序盤の苦しい時間には、バスケットカウントでチームに勢いを与え、１２人中７人が身長２メートルを超える中国勢相手に、インサイドでは何度も体を張った。第４クオーターにはダブルチームでボールを奪い、強烈なダンクもさく裂させた。

　２３年２月に日本国籍を取得し、昨夏のＷ杯でも五輪切符獲得に貢献した日本の守護神。アジア・カップ予選を２連勝し「勝利を確実にできた」とうなずき、８強入りを目指すパリ五輪へ向けて「今年は本当にいいスタートが切れた。いい経験を積むことができた」と手応えを語った。