卓球の世界選手権団体戦で銀メダルに輝いた女子日本代表の表彰式での姿が、金メダルを獲得したライバル中国のメディアで取り上げられた。

　決勝では中国との歴史的死闘の末に敗れた早田ひな、平野美宇、張本美和、伊藤美誠、木原美悠の日本女子代表。中国のポータルメディア「新浪体育」に寄せられた記事では「日本が中国に勝つという機会は滅多にないのは当然で、失敗すれば失望するのは当然。しかし、今回の００年以降の世代がそろった日本のガールズグループの姿は印象的だった。笑顔を浮かべたのはムリに終わったのではなく、若々しい雰囲気に満ちた無邪気な笑顔。この子たちならコートで全力で戦えると多くの人が感じただろう。全力を尽くした後の失敗にも立ち向かえるメンタルがある。この子たちは本当に素晴らしい」と、賛辞を贈った。

　この表彰式後に撮影された記念写真も反響を集めており、ＷＴＴ（ワールドテーブルテニス）のＸでは、表彰式後に撮影された選手の集合写真を公開。女子は中国・王芸迪が自撮りする形で、中国代表、日本代表、銅メダルの香港代表とフランス代表も混ざり笑顔で一枚の写真におさまった。

　コメント欄には「素晴らしいスポーツマンシップに感動」、「試合中とは別人だわ」、「中国の選手が撮っているところが微笑ましい」、「素晴らしい写真」、「選手が互いをリスペクトする精神が最高でした」などの声が寄せられている。