宮城野部屋師匠代行に元智乃花の玉垣親方 協会から「部屋がないものとして、行動を制限してくれ」北青鵬の暴行問題で
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日本相撲協会は27日、元幕内北青鵬の暴行問題で宮城野親方(元横綱白鵬)が監督責任を問われた宮城野部屋の師匠代行に、同じ伊勢ケ浜一門で大島部屋所属の玉垣親方(元小結智乃花)を任命したと発表した。28日から所属力士の監督指導を行う。
寝食をともにして指導にあたる玉垣親方はこの日、宮城野部屋に合流。「深刻な問題。協会とコンプライアンスは、ちょっと厳しい見解だった。『部屋がないものとして、行動を制限してくれ』という説明だった」と明かした。所属力士の外出も、日常生活の買い物、病院への通院や治療などに制限されるという。
宮城野親方は23日の臨時理事会で2階級降格と報酬減額の処分を受けた。さらに「師匠としての素養、自覚が大きく欠如している」とされ、春場所では伊勢ケ浜一門内の師匠代行が部屋を監督することが決まっていた。4月以降については、一門で宮城野部屋を預かり、協会と一門で協議して運営方法を決める方針。