日本記録保持者の鈴木健吾 “夫婦五輪”へラストチャンスの東京マラソンは「いろいろな思いを持って走る」 妻一山麻緒はすでに内定「一緒に行けたら」
「東京マラソン」(3日、東京都庁~東京駅前)
今夏のパリ五輪代表の代表選考を兼ねた東京マラソンは3日に行われる。1日は大会前記者会見が都内で行われ、2時間4分56秒の日本記録を持つ鈴木健吾(富士通)は、「21年東京オリンピックを見てから次のオリンピックこそはと4年間やってきました。これがファイナルチャレンジということで、いろいろな思いを持って走りたい」と意気込んだ。
今夏のパリ五輪切符をかけた昨秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は無念の途中棄権。残り1枠の五輪切符は東京マラソンでMGCファイナル設定記録(2時間5分50秒)の突破した上で日本勢最上位に入ることが必須となり、設定記録の突破者がいなければ、MGC3位の大迫傑(ナイキ)に決まることとなった。
妻の一山麻緒(資生堂)は既に五輪代表に内定している。夫婦でのパリ五輪へ、ラストチャンスとなるが「前回東京マラソンを走らせていただいた時は2時間5分30秒ぐらいだったので(設定記録は)出せないタイムではない。今持っている力を全力で出し切りたい」と自信をのぞかせた。一山にかけられた言葉を聞かれると、「そうですね、うーん」と笑いつつ、「一緒に行けたらいいなとは常々行って目標にしてきた。僕もしっかりついていけるように頑張りたい」と見据えた。