霧島が圧倒の本格始動 両関脇らに16勝1敗「楽しくやれたかな」

 大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けた時津風一門の連合稽古が1日、大阪府堺市の陸奥部屋で行われ、大関霧島(陸奥)が相撲をとる稽古を再開した。

 大栄翔、若元春の両関脇や小結錦木らと17番とって16勝1敗。前に出て圧力をかける相撲が多く、組んでよし、離れてよしで圧倒した。本格始動日に貫禄を見せ「久しぶりの稽古で楽しくやれたかな」と充実の表情を浮かべた。

 春場所では昨年初優勝を飾った。「すばらしい場所。今場所も楽しみに、思い出しながら15日間(やりたい)」とイメージはいい。4月3日に定年を迎える師匠の陸奥親方(元大関霧島)にとって、今場所が最後の本場所。霧島は「『いつも通りに頑張っていけば結果は出る』と親方から言われたので、いつも通りに」と過剰に意識しない教えを守りつつ「何よりやっぱり優勝を目指してね」と2場所ぶりの賜杯に照準を合わせた。

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