霧島17番16勝 三役陣圧倒して大関の貫禄「久しぶりの稽古で楽しくやれたかな」

 「大相撲春場所」(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)

 大関霧島(27)=陸奥=が1日、大阪府堺市の陸奥部屋で行われた時津風一門の連合稽古で相撲をとる稽古を再開し、大栄翔、若元春の両関脇や小結錦木らと17番とって16勝1敗と圧倒した。前に出て圧力をかける相撲が多く、組んでよし、離れてよし。本格始動で貫禄を見せ「久しぶりの稽古で楽しくやれたかな」と充実感をにじませた。

 春場所では昨年初優勝。「すばらしい場所。今場所も楽しみに、思い出しながら15日間(やりたい)」とイメージはいい。師匠の陸奥親方(元大関霧島)が4月3日に定年。陸奥部屋として最後の本場所になる。霧島は「『いつも通りに頑張っていけば結果は出る』と親方から言われたので、いつも通りに」と過剰に意識しない教えを守りつつ「やっぱり優勝を目指してね」と、2場所ぶりの賜杯に照準を合わせた。

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