ジャンプ日本 表彰台争いに絡めず5位も葛西紀明まだまだ健在 K点越え2本

 「ノルディックスキー・ジャンプW杯男子・団体第5戦」(2日、ラハティ)

 小林陵侑(チームROY)、葛西紀明(土屋ホーム)、小林潤志郎(雪印メグミルク)、二階堂蓮(日本ビール)で臨んだ日本は合計824・7点で5位だった。日本は1回目を終えて6位と出遅れ、表彰台争いに絡めなかった。51歳の葛西は2番手で120メートル、117メートルを飛んだ。ノルウェーが935・2点で優勝した。

 4季ぶりに海外W杯に復帰した葛西が、団体戦でも衰えぬ力を証明した。多くの選手が風の影響を受ける中、K点(116メートル)を越える安定したジャンプを2本そろえ「貢献できたんじゃないかと思う」と自負をのぞかせた。1回目は「イメージ通り」という飛躍で120メートルをマーク。2回目も117メートルを記録した。まだまだW杯で戦えるレベルにあることを示し、「気にしているポイントを少しずつ改善すれば、もう少しいけるんじゃないかと思う」と前向きに話した。

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