男子マラソン 大迫傑がパリ五輪出場を明言 前日に3人目の日本代表に内定 決断注目で正式発表 次走は予定通り4月のボストンマラソン出走へ

 パリ五輪男子マラソンの3人目の日本代表に内定した東京五輪6位の大迫傑(32)=ナイキ=が4日、自身のYouTubeチャンネルを更新。パリ五輪について「出場する予定です」と明言した。次走については予定通り4月のボストン・マラソンに出走することも明かした。

 大迫は東京マラソンに出場しなかった理由について「僕は僕の陸上で、自分のやり方で強くなりたかった」とし、次走は「予定通りボストンマラソン走る予定です」と語った。

 大迫は、1位の小山直城(ホンダ)と2位の赤崎暁(九電工)の2人がパリ五輪代表に決まった昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は3位。その後、「ファイナルチャレンジ」として行われた昨年12月の福岡国際、今年2月の大阪と今月3日の東京で設定記録(2時間5分50秒)突破者が出なかったため、大迫が3人目の日本代表に決まった。

 大迫は昨年12月のイベントで、五輪に対する思いについて「(自分の中の価値は)フラットというか、他の大会と一緒。世間の(五輪に対する)熱量と差がある」などと話しパリ五輪だけを特別視しない姿勢を示した。

 また今年1月に4月のボストン・マラソン出場を発表した際にも「周りが騒げば騒ぐほど冷めちゃう傾向にある。もちろん五輪は大事なレースだけど、みんなが思っているほどにこだわらなくていい」などと考えを表明。3日の東京マラソン終了後に、日本陸連の瀬古利彦ロードランニングコミッションリーダーが「彼は(代表を受けると)返事するか分かりませんが…」と話すなど、大迫がどのような決断を下すか注目されていた。

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