五輪切符正式決定のサーフィン・松田詩野が帰国「金メダルを目指したい」 稲葉玲王は「世界トップと戦えてプラス」
サーフィンで今夏のパリ五輪最終予選となるワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当、プエルトリコ)に出場した日本代表が5日、羽田空港に帰国し、報道陣の取材に応じた。女子で25位だった松田詩野(21)=TOKIOインカラミ=は、「正式にオリンピック出場が決まってすごくうれしいです」と晴れやかに報告した。
松田は条件付きで五輪切符を獲得しており、今大会に出場したことでその条件を満たした。東京五輪出場は逃していただけに、「オリンピックまで数カ月なので、悔いのないように過ごしてオリンピックの舞台では楽しみたい」と気を引き締め、「金メダルを目指して、一瞬一瞬、波を楽しみたい」と誓った。
男子で46位だった稲葉玲王(26)は、「オリンピック前に世界のトップレベルと戦えたのはすごくプラスになった」とうなずいた。今後は五輪会場での練習を中心的に行う予定。必要なのは「気合」と笑い、「オリンピックは金メダルを絶対に取るという気持ち。(会場は)すごい波なので『一生残る1本の波』に乗れるように頑張ります」と意気込んだ。