競泳・池江「すごくワクワク」17日にパリ五輪選考会開幕「自信あります、と大きい声では言えない」も「楽しみにしていてください」
競泳女子の池江璃花子(23)=横浜ゴム=が9日、新潟・長岡市内で練習を公開した。
24年パリ五輪代表を決める選考会(17日開幕、東京アクアティクスセンター)は、17日開幕する。50、100メートル自由形、100メートルバタフライの3種目にエントリー。本命は同バタフライで、派遣記録(57秒34)を突破し、2位以上に入れば3大会連続の夢舞台出場が決まる。「目指しているのは派遣記録ではなくて、その上。緊張感はあるけど、すごくワクワクしている」と胸を躍らせた。
「強く、速くなりたい。世界一になりたい」と強く願い、昨秋からオーストラリアに拠点を変更。多くの有力選手を抱えるマイケル・ボール氏に師事している。五輪金メダリストのエマ・マキーオン(オーストラリア)らと泳ぐことで「追いかけられる側から、追いつこうと思う側に立場が変わる。燃える気持ちや、原動力、パワーが出てくる」と国内とは違った刺激を受け、充実した練習を送れているという。
東京五輪はリレー種目に専念しただけに、パリ五輪は個人種目の代表入りを狙う。「自信あります、と大きい声では言えない。ただ派遣記録は切れると思っている。楽しみにしていてください」。屋外プールで日焼けした池江が、にやりと笑った。