「Juju」野田樹潤 最下位タイムも前向き 全日本SFに日本女性初参戦 父は元F1ドライバー
自動車レースの国内最高峰、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)が9日、三重県鈴鹿サーキットで開幕し、「Juju」のドライバー名で活動する野田樹潤(18)が日本人女性として初めて出場した。この日はフリー走行、予選とも最下位のタイムを記録するなど、ほろ苦い滑り出しとなったが「経験できて良かった。最初は壁にぶつかって当然」と前向きに話した。
元F1ドライバーの父英樹さん(55)の英才教育で3歳の頃からレーシングカートを運転し、14歳からは欧州を拠点に実力を磨いてきた。TGMグランプリに正ドライバーとして起用され、18歳でのSF出場は史上最年少となる。10日の決勝は後方からの巻き返しを期す。「切り替えてできることをやっていきたい。一つ一つ、楽しんでレースをしたい」と意気込んだ。