閉鎖案の宮城野部屋に「いいケースから悪いケースまで」 玉垣親方が説明
元幕内北青鵬の暴力問題で宮城野親方(元横綱白鵬)が師匠を外れ、春場所限りでの閉鎖案が浮上した宮城野部屋について、師匠代行の玉垣親方(元小結智乃花)は9日、大阪市内で「まだ固まったわけではない。いいケースから悪いケースまである」と説明した。
宮城野部屋の処遇を巡り、8日の伊勢ケ浜一門の会合では閉鎖する意見が一部で上がっていた。閉鎖となれば、所属力士ら全員は4月以降に一門内の別の部屋へ移籍。玉垣親方は「他の部屋で受け入れられる人数にも限りがある」とした上で、「分散する形になるかもしれない」と述べ、状況次第で複数の部屋へ分かれる可能性も示した。
宮城野親方と弟子が別々の部屋に所属する案もあるが、玉垣親方は「ほとんどの力士が宮城野親方の指導の下でやっていきたい希望をもっている」と吐露。「残された者が路頭に迷わない形になってほしい」と願った。一門は春場所期間中にも会合を開き、日本相撲協会と検討を続けていく。