瀬古利彦氏 会見で大迫傑イジリ? パリ五輪女子3人目に前田穂南内定も「本人から聞いてない、受けてくれるかどうか」

 「名古屋ウィメンズマラソン」(10日、バンテリンドーム発着)

 パリ五輪最終選考会を兼ねて行われ、女子の3枠目が日本記録保持者の前田穂南(天満屋)に決まり、男女各3人の五輪代表が出そろった。レース後に日本陸連が記者会見を行い、瀬古利彦ロードランニングコミッションリーダーが、男子代表の大迫傑(ナイキ)をイジる場面があった。

 男子のパリ五輪最終選考会は3日の東京マラソンで、設定記録突破者がいなかったため、昨秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)3位の大迫が五輪切符を獲得していた。ただ、大迫は五輪のみを特別視しない考えを示しており、瀬古氏もレース後の会見では「彼は返事するかわかりませんが…」と苦笑いしていた。大迫は4日に自身のYouTubeを更新し、「出場します」とパリ五輪の出場意思を表明していた。

 この流れを受けてか、瀬古リーダーは、この日内定した前田について「本人から聞いてないもんな、前田選手が受けてくれるかどうか」と隣にいた高岡寿成シニアディレクターに呼びかけて笑いを誘った。

 パリ五輪のコースについては、瀬古氏は「コースがものすごいと。気温も涼しくないと思う」と分析。「日本の選手たち、特に前田選手らはMGCで独走したり、坂で日本記録を出したり。前田選手には向いているコースかなと。一山選手も夏の東京で入賞しているし、暑い中でも期待できる。鈴木選手は若さで走りきってほしい。日本人向けコースかな」と期待感を語っていた。

 ◆マラソン・パリ五輪代表

 男子 小山直城(ホンダ)、赤崎暁(九電工)、大迫傑(ナイキ)

 女子 鈴木優花(第一生命)、一山麻緒(資生堂)、前田穂南(天満屋)

 ◆マラソン・パリ五輪代表補欠

 男子 川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)

 女子 細田あい(エディオン)

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