37歳北磻磨 9度目再十両は初日黒星 伯桜鵬に完敗も潔し「その日の一番いいものを出せれば」

 「大相撲春場所・初日」(10日、エディオンアリーナ大阪)

 昭和以降2位の高齢となる37歳6カ月29日(番付発表時)で最多タイ9度目の再十両となった北磻磨(山響)は、伯桜鵬(宮城野)に敗れた。左差しを許して後退すると、右上手も引かれて寄り切られた。

 20歳の若武者に屈したベテランは「完敗しましたね。立ち合いで差されちゃった。相手の圧力もあった」と潔く敗戦の弁。3年半ぶりとなる土俵入りの話題には「いいですね。久しぶりに」と頰を緩ませ「その日の一番いいものを、一番一番出せればいい」と完全燃焼を誓った。

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