宮城野部屋の処遇 浅香山親方が執行部に伊勢ヶ浜一門の方向性を提出「いろいろな人の人生が懸かっている」 宮城野部屋の消滅は「絶対にない」

 報道担当として記者室に詰める宮城野親方(撮影・坂部計介)
 幕下の取り組みで審判を務める玉垣親方
 取り組み終了後に業務を行う宮城野親方
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 北青鵬(引退)の暴行問題に揺れる宮城野部屋の今後の処遇について、同部屋が所属する伊勢ヶ浜一門の浅香山親方(元大関魁皇)が10日、日本相撲協会の執行部に一門としての提案を提出した。部屋の一時的な閉鎖や今後の各力士の所属先を含めて、5つほどの案が出されたもよう。同親方は「こういうものでいいですか、ということで出させてもらった。これから(執行部に)会議に諮ってもらうが、どうなるかは分からない」と今後の見通しについて語った。

 宮城野部屋は師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)が監督責任を問われ、今場所は師匠代行に玉垣親方(元小結智乃花)を立てて本場所に臨んでいる。春場所後に一門として部屋のあり方を決めることになり、話し合いを進めてきた。この日、話し合いでまとめた内容を伊勢ヶ浜親方(元横綱旭富士)に確認してもらい、浅香山親方が執行部に提出。「今、思いつくだけのことを出させてもらいました。これが通るかどうかも分からないが、いろいろな人の人生が懸かっていることだから」と経緯を説明。すぐに結論が出ることはないものの、一門から一定の方向性が出されたことで、場所後には具体的に進展することになりそうだ。

 また、同親方は「宮城野部屋をなくすことはないか」という問いに「そんなことは絶対にない」と答え、仮に閉鎖となっても一時的なものになる見通しであることを示唆した。

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