宮城野部屋は4月以降閉鎖か 同じ一門の浅香山親方が執行部に案提出 力士転籍先に大島部屋浮上、将来的には再興視野も

 「大相撲春場所・初日」(10日、エディオンアリーナ大阪)

 元幕内北青鵬(引退)の暴行問題に揺れる宮城野部屋の今後の処遇について、同部屋が所属する伊勢ケ浜一門の浅香山親方(元大関魁皇)は10日、4月以降は閉鎖とするなどの案を日本相撲協会の執行部に提出した。今後は八角理事長(元横綱北勝海)ら協会幹部が検討する。

 関係者によると、閉鎖の場合は所属力士ら全員が一門内の別の部屋へ移籍する案が浮上し、力士の転籍先は元関脇旭天鵬が師匠の大島部屋などが候補。将来的には宮城野部屋の再興を視野に入れているという。浅香山親方は「こういうものでいいですか、ということで出させてもらった。これから(執行部に)会議に諮ってもらうが、どうなるかは分からない」と今後の見通しについて語った。

 宮城野部屋は師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)が監督責任を問われ、今場所は師匠代行に玉垣親方(元小結智乃花)を立てて臨んでいる。初日、同部屋の力士は9人が相撲を取って2勝7敗だった。打ち出し後に取材に応じた玉垣親方は「勝った力士もいたし、力を発揮できなかった力士もいた。いつもの場所とは全く違うけど、力士たちの気持ちは伝わってきた」と話した。

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