前田穂南 パリ五輪マラソン代表内定で会見「また記録に挑戦したい」東京五輪33位のリベンジ誓う
パリ五輪女子マラソン代表に内定した前田穂南(27)=天満屋=が12日、岡山市内で開かれた23年度総括会見に武冨豊監督(70)とともに出席し、2大会連続五輪に向けた抱負を語った。
スーツ姿で席についた前田は「(10日の名古屋ウィメンズマラソン終了まで)内定がハッキリしていなかったので、決まったことにはホッとしている。また世界の舞台で自分が走れるのがすごく楽しみ」と笑顔を浮かべた。名古屋ウィメンズは自宅で見ていたといい「他の選手がどのような調子か分からなかったので、自分の記録を超えてくるか気になったが、後半はタイムを見たら無理だなと思ったのでそこで(自分が五輪に決まりそうだと)分かりました」と振り返った。多くの人からメッセージをもらい、両親から「おめでとう」と言われたとも明かした。
2度目の五輪となるパリに向け「また記録に挑戦していきたいというのはあります」と1月の大阪国際女子マラソンで自ら樹立した日本記録更新を目標に掲げた。東京五輪は日本選手最下位の33位と悔しい結果に終わった。「東京は環境面でも苦しい部分があり、そこが一番今まで苦しい期間だった。パリではあれ以上の苦しみはないと思うので、自分らしく走って行きたい」とリベンジを誓い、パリの暑さや石畳の道路などの克服に向けて「悪かったりするのでしっかり足作りして継続して準備したい」と話した。