195キロの剣翔 起き上がれず車いすで搬送「膝がゴリゴリッと音がして」左膝のけが悪化で苦悶の表情 救急救命士も出動で場内騒然
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「大相撲春場所・4日目」(13日、エディオンアリーナ)
前頭六枚目・剣翔が同四枚目・平戸海に上手出し投げで敗れ、2敗目。サポーターで固めていた左膝のけがが悪化し、土俵上で倒れたまま起き上がれなくなった。
平戸海の攻めに押し込まれ、最後は土俵際で力が抜けたように倒れ込んだ。195キロの剣翔が苦悶(くもん)の表情を浮かべ、場内が騒然となった。
親方衆がサポートしながら、土俵を転がるようにして車いすに何とか着席。救急救命士も駆けつけ、車いすに乗ったまま花道から搬送された。場内からは激励の拍手もわき起こった。
支度部屋を出る際には「くそー」と悔しさを隠せず。NHKの中継でも続報が伝えられ、剣翔は「左膝がゴリゴリゴリッと音がして力が入らなくなった」とのコメントを残した。
取組の際のアクシデントに備え、今場所から土俵近くに救急救命士が常駐している。