体操・橋本大輝が順大の卒業式に出席「いい4年間だった」 陸上・三浦龍司は「本当に一区切りついたんだなと実感した」
体操男子で東京五輪2冠の橋本大輝(順大)が14日、都内で順大の卒業式に出席した。「入学式をやっていないので急に卒業式になると不思議な気持ちでいっぱい」と苦笑いしつつ、「コロナ(禍)から始まったけど、自分にとっていい4年間だったし、成長できた」とうなずいた。
卒業論文は「ゆかにおける世界のトップ選手の演技考察」をテーマに書いたという。ルール改正前後での評価される技などを考察しており、「パリ五輪も世界選手権のことも考えて、0・1点でも得点を取るためにゆかに着目して、どういう技術や技を行う必要があるのか研究しました」と、競技にも役立てている。
4月からは社会人になる。「もう学生気分ではない。競技結果を出すことも重要だけ、いち社会人として何か社会に貢献できるように、今後も体操競技を通じてやっていきたいので、気を引き締めたい」と誓った。
卒業式には陸上男子3000メートル障害の三浦龍司、同110メートル障害の村竹ラシッドも登壇した。三浦は「本当に一区切りついたんだなと実感が湧いてきました」と感慨深げで、「僕にとっては変化が大きかったですし、大きく変われた4年間だった」と満足げに振り返った。